ミカンをダンボールで買ったら、底のほうのミカンがカビてグズグズになってしまった。
毎年、冬になると見られる風物詩的なやつで、さて、これをどうすればいいですか?
と、悩む。
「ふつーに捨てればいいじゃん」
まあ、そうなのだが、独特に臭いし、ぐちゃぐちゃだし、捨てるにもめんどくさい。
だいたい、底のやつなので、ダンボールにべったり、くっついていたりする。
捨てようとするやる気も削がれて、そのまま、見ない事にして、フタしたりする。よくやります。
しかーし!
今年は、非常に良い事を思いついた。
枯れ木に挿して、バードウオッチングしよう!
カビてても、半面は大丈夫だし、多少腐ってても、例の「鳥腹」というやつで、(そんなものは聞いたことがないが)
腹をこわしたりはしないだろう。
いやむしろ、発酵して、熟成して美味しくなってるかも知れない。(だったら自分で食え)
ま、うちの庭は、近所に木が少なくなってきて、鳥がよくやってくるから、食べてくれるだろう。
挿してみました。
さっそく来たのがヒヨドリ。
ひとしきり、こいつが食ったあと、来たのがメジロ。
そしたら、もう一羽きた。
仲良くて、見飽きない。
さらにこのあと、モズと、ジョウビタキもやってきたのだが、写真撮る前に飛んでいってしまった。
で、しばらくはこの後、カビたみかんを挿してたのだが、体の大きなヒヨドリばかり、食べに来て、ジョウビタキは来なくなってしまった。
モズも強そうなのに、用心深いのか、あれから来ない。
メジロはたまに来てくれた。
しかし、ヒヨドリは、やたら、うちの周りをうろつくようになり、気のせいか太ったようにも見える。
生態系にいらぬ干渉をしてしまったのでは、と気がかりになった。
で、結局ミカンもなくなってしまったので、すっぱい柚子を挿してたら、ヒヨドリも来なくなった。
今、柚子はだれもつつかず、ドライ柚子になっていくばかりだ。
コメント